サマリタンズホームページより/第1号
2013年11月3日発行
■積極的傾聴
困難な問題を抱えていて、それを誰かに打ち明けて楽になりたいと思っている、そういう同僚や友達がいる場面を想像してみて下さい。どうすればその人たちに心を開いてもらうことができるでしょうか? 積極的傾聴とは聴き方の一つのやり方で、それは相手の人に、自分が抱えている問題(それを言葉にするのがどんなに難しいと、その人が思っているとしても)について十分に話してもらえるよう援助する方法です。
それは奇妙な考えのように思われるかもしれません。積極的に聴く? まさか! 聞くとはいっても、実際には何もしないのです。積極的傾聴においては、確かに話はするのですが、実際にはあなたは共鳴板として振る舞うのです。あなたが何を言おうと、それは相手の人が言わなくてはならないことに影響を与えることはありません。することはただ、相手の人が話をするのを手伝うだけです。
●積極的傾聴とは、相手の人に話を続けてもらうこと
会話を行き詰まらせるようなことを、私たちは言いがちです。「あなたの気持ちは本当によくわかります」とか、「そんなこと心配しないほうがいいですよ」など。よかれと思って言っているとしても、そういう言葉では、相手はその先を話したくなるようにはなりません。むしろそういう言葉は、相手が話していることにけりをつけてしまいがちなのです。積極的傾聴を使えば、あなたはこうしたことを避けることができます。以下の助言を守れば、会話の中であなたは積極的傾聴ができるようになります。
1、開かれた質問をする
「はい」か「いいえ」だけで答えられる質問をするのではなく、「開かれた質問」をするようにしてみましょう。たとえば、「そのことは長い間続いているのですか?」と言う代わりに、「そのことはどのくらい続いているのですか?」と尋ねてみて下さい。そうすれば、「はい」か「いいえ」の答えで会話が閉じてしまうことなく、会話は広がり、相手の人は話し続けられるようになります。
覚えておいた方がよいもう一つの例。「大丈夫ですか?」と聞く代わりに、「調子はどうですか?」と聞いてみるのです。
2、要約する
要約することで、相手が話してきたことをあなたは聴いて、理解しているということを相手に示すことができます。たとえば、「そうですか、あなたは仕事で大変なストレスを感じておられる。でもあなたはその仕事が気に入っているんですね。」
3、繰り返す
相手の言葉や言い回しをオウム返しに繰り返すことで、相手は話を続けられるようになります。相手が、「そうなんです、このところ本当に問題が多いんですよ」と言った時、あなたはただ「問題が多い・・」と繰り返すだけで、会話は続いていきます。
4、明確化する
私たちは誰でも、もっとも困難な事柄に対しては、避けたり目をつぶったりしがちです。そうしたことについて話すのを避けることができる場合には、私たちは避けようとします。話している相手の人が大切な点に目をつぶっている場合には、「・・についてもう少し話していただけませんか」とか、「・・はあなたにとって難しい領域であるように思われますが」と言ってみて下さい。そうすることで、あなたにとってだけでなく相手の人にとっても、問題が明確化されるようになります。
当たり前のように思うかもしれませんが、「はい」とか「続けて下さい」とか「なるほど」などの言葉によって、相手の人は必要な励ましを得ることができるのです。
5、反応する
あなたは完全な中立を保つ必要はありません。話している相手の人が本当にひどい時を過ごしてきているような場合には、ある程度の共感と理解は不可欠です。「それは辛かったでしょうね」、「ひどい時間を過ごしてこられたのですね」――こうした言葉は本当に役立ちます。
●簡単そうに聞こえる?
これらはすべて、簡単なことのように思われます。そして事実そうなのです。あなたがしなければならないことは、傾聴し、時に相手の人が話し続けるように促す応答を返すことなのです。
相手の人に話を続けてもらう――これが鍵となることが多いのです。
■電話の誤用
私たちは話す場所が必要な人のために電話に出ています。しかし、電話を受けられないいくつかの例外があります。
私たちは以下の電話を受け付けません。
・傷つけ罵倒する電話
・嫌がらせの電話
・回線を封鎖する目的で電話を掛け続け、他の電話がかからないようにすること
・相談電話をセックス電話として使うこと
・個人的な質問
私たちを脅しあるいは傷つけて警告にもかかわらず止めない場合、それが極端な場合は警察に連絡したり、法的措置を取ることがあります。これらの場合、私たちはあなたの情報を当局に提供します。
もし、電話、Eメール、あるいは訪問での対処で心配や不安を感じたならば、サマリタンズに苦情を申し立てることができます。
困難な問題を抱えていて、それを誰かに打ち明けて楽になりたいと思っている、そういう同僚や友達がいる場面を想像してみて下さい。どうすればその人たちに心を開いてもらうことができるでしょうか? 積極的傾聴とは聴き方の一つのやり方で、それは相手の人に、自分が抱えている問題(それを言葉にするのがどんなに難しいと、その人が思っているとしても)について十分に話してもらえるよう援助する方法です。
それは奇妙な考えのように思われるかもしれません。積極的に聴く? まさか! 聞くとはいっても、実際には何もしないのです。積極的傾聴においては、確かに話はするのですが、実際にはあなたは共鳴板として振る舞うのです。あなたが何を言おうと、それは相手の人が言わなくてはならないことに影響を与えることはありません。することはただ、相手の人が話をするのを手伝うだけです。
●積極的傾聴とは、相手の人に話を続けてもらうこと
会話を行き詰まらせるようなことを、私たちは言いがちです。「あなたの気持ちは本当によくわかります」とか、「そんなこと心配しないほうがいいですよ」など。よかれと思って言っているとしても、そういう言葉では、相手はその先を話したくなるようにはなりません。むしろそういう言葉は、相手が話していることにけりをつけてしまいがちなのです。積極的傾聴を使えば、あなたはこうしたことを避けることができます。以下の助言を守れば、会話の中であなたは積極的傾聴ができるようになります。
1、開かれた質問をする
「はい」か「いいえ」だけで答えられる質問をするのではなく、「開かれた質問」をするようにしてみましょう。たとえば、「そのことは長い間続いているのですか?」と言う代わりに、「そのことはどのくらい続いているのですか?」と尋ねてみて下さい。そうすれば、「はい」か「いいえ」の答えで会話が閉じてしまうことなく、会話は広がり、相手の人は話し続けられるようになります。
覚えておいた方がよいもう一つの例。「大丈夫ですか?」と聞く代わりに、「調子はどうですか?」と聞いてみるのです。
2、要約する
要約することで、相手が話してきたことをあなたは聴いて、理解しているということを相手に示すことができます。たとえば、「そうですか、あなたは仕事で大変なストレスを感じておられる。でもあなたはその仕事が気に入っているんですね。」
3、繰り返す
相手の言葉や言い回しをオウム返しに繰り返すことで、相手は話を続けられるようになります。相手が、「そうなんです、このところ本当に問題が多いんですよ」と言った時、あなたはただ「問題が多い・・」と繰り返すだけで、会話は続いていきます。
4、明確化する
私たちは誰でも、もっとも困難な事柄に対しては、避けたり目をつぶったりしがちです。そうしたことについて話すのを避けることができる場合には、私たちは避けようとします。話している相手の人が大切な点に目をつぶっている場合には、「・・についてもう少し話していただけませんか」とか、「・・はあなたにとって難しい領域であるように思われますが」と言ってみて下さい。そうすることで、あなたにとってだけでなく相手の人にとっても、問題が明確化されるようになります。
当たり前のように思うかもしれませんが、「はい」とか「続けて下さい」とか「なるほど」などの言葉によって、相手の人は必要な励ましを得ることができるのです。
5、反応する
あなたは完全な中立を保つ必要はありません。話している相手の人が本当にひどい時を過ごしてきているような場合には、ある程度の共感と理解は不可欠です。「それは辛かったでしょうね」、「ひどい時間を過ごしてこられたのですね」――こうした言葉は本当に役立ちます。
●簡単そうに聞こえる?
これらはすべて、簡単なことのように思われます。そして事実そうなのです。あなたがしなければならないことは、傾聴し、時に相手の人が話し続けるように促す応答を返すことなのです。
相手の人に話を続けてもらう――これが鍵となることが多いのです。
出典:Home > How we can help you > If you’re worried about someone else > How to start a difficult conversation > Active listening
■電話の誤用
私たちは話す場所が必要な人のために電話に出ています。しかし、電話を受けられないいくつかの例外があります。
私たちは以下の電話を受け付けません。
・傷つけ罵倒する電話
・嫌がらせの電話
・回線を封鎖する目的で電話を掛け続け、他の電話がかからないようにすること
・相談電話をセックス電話として使うこと
・個人的な質問
私たちを脅しあるいは傷つけて警告にもかかわらず止めない場合、それが極端な場合は警察に連絡したり、法的措置を取ることがあります。これらの場合、私たちはあなたの情報を当局に提供します。
もし、電話、Eメール、あるいは訪問での対処で心配や不安を感じたならば、サマリタンズに苦情を申し立てることができます。
出典:Home > How we can help you > What to speak to us about > Misusing our service